ガリガリくんがヒットした理由
皆様もご存知かと思いますが、あの氷菓の定番であるガリガリ君昨年２０１３年は４億本超を売り上げて、頭一つ飛び出ている存在。そんなガリガリ君がなぜここまで売上げがあがりコアなファンが増えたか分析とまとめときました。
１．他メーカーが考えない事を率先して仕掛けた
ガリガリ君が発売された当時、コンビニは、今後どうなるかわからない未知の存在でした。それでも手を組んだのは、アイス販売の中心だった駄菓子屋は大手メーカーに占拠され、売り場を確保できなかったから。つまり、ライバルのいないところをねらう戦略を採ったわけです。結果は知ってのとおり、その後コンビニのチェーン展開は拡大。ガリガリ君も売上を伸ばし、80年代の10年間で3倍にしました。 参照：どうしてあの商品はヒットした？（クルトガ）
２．奇抜な味と話題性を欠かしてないプロモーション効果
昨年ガリガリ君の味として「コンポタージュ味」というなんとも奇抜な商品がでました。僕の周りも面白がって食べては美味いだの、温めて飲んでいる人だの、１００円もしない商品であそこまで盛り上がれるとはなんともうまいプロモーションだと心底感動してました。 また、２０１４年はナポリタン味や最近はあのセブンイレブンとコラボした「ガリガリ君 ミルクたっぷりとろりんシュー味」というもはや氷菓という枠を超えた商品となっている。正直美味しい美味しくないは別としてユーザーがその話題性をソーシャルで波及させる動機となっている事が素晴らしい。
３．即効性のある商品開発とお客を飽きさせないスピード
ガリガリ君の商品開発スピードは非常に速くクイックプロダクトという形で開発し、一気に攻めて商品を市場に投入している。そのためメディアも話題性があり、ブロガーや、個人のソーシャルの波及効果が高い為そのものがプロモーションとなり販促費用を落として売り上げが上がっていると予測が出来る。
ガリガリ君のベネフィット
個人的にガリガリ君のベネフィットとしては、奇抜な商品が面白く話題性を求めている所で話題を提供できるという点がガリガリ君のベネフィットではないでしょうか。当然商品としての美味しさなどはありますが、美味しいアイスというのは世の中に沢山ありますが、これだけふざけて話題性がある氷菓は世界広しと言えどもないでしょう。そこがユーザーの付加価値となりベネフィットとなったのではないでしょうか。
ガリガリ君はなぜヒットできたのか
個人的にガリガリ君がヒットできた理由としては、市場とターゲットユーザーをシッカリ調査していると思う。実際ガリガリくんが発売したのが１９８１年、そこから３２年経ち昔懐かしいと感じている中堅をシッカリと意識している所が非常にポイントが高く、かつ時代にマッチしたニーズと柔軟な商品開発と市場に投入する速さがポイントとなっているのではないでしょうか。このような組織作りはいかに社員を信じられるという所につきるかと思いました。よく考えて下さい、大の大人が企画で「ナポリタン味」のアイスを開発して売上げがあがると思いますか？ ちなみに本日ガリガリ君 ミルクたっぷりとろりんシュー味を買い、めでたく当りがでました！３２になってセブンであたりました〜。っていうのが恥ずかしいね。www