サイトリニューアルで失敗しない為に何が必要なのかを考えてみました
Webサイトのリニューアルというのは今あるサイト以上の効果をもたらす事が前提となっていると思います。 それは、更新作業の軽減や新たな集客としての位置づけ、企業ブランドの構築など様々な要因がありますが、個人的に仕事を依頼されると必ずと言っていいほど「ただデザインを新しくしたい」というほぼ意味がない事を言ってくるディレクタがいますね。^^; そんなサイトリニューアルに必要な考えと要素をまとめてみました。ご参考までにどうぞ。
1 サイトのリニューアルに必要なのは目的と効果を提案する
サイトリニューアルの目的と効果が結構曖昧なディレクターが多いと思います。サイトリニューアルで最も重要な事は目的と効果です。その目的と効果に見合ったデザインが出来ているかという点をしっかり考える必要があります。ですので、デザイナーに伝える時には必ずサイトのリニューアル目的と効果を伝えましょう。
2 リニューアル後のSEOについてよく考える
見落としがちですが、サイトリニューアルをすると以前検索結果として表示されていた内容が表示されてなかったり、あるいは順位が落ちていたりする時があります。ですので、リニューアルした時の効果や目的にそったSEOが必要となりますので、見落としがちですがSEOについても顧客に注意喚起が必要になります。
3 リニューアルというのはそもそもターゲット変更するという意味
サイトリニューアルというのは、ただ見栄えを新しくするのではなくより高い効果を期待する目的があります。その目的を達成するのは、今のターゲット層を変更する必要があります。だから、デザインを変更しるという手段が必要となり結果、別のターゲットに訴求できるようになるのです。
4 デザインリニューアルはユーザーが混乱する斬新なデザインは避ける
サイトを変更すると使っているユーザーは最初当然悩みますし、いつも使っているサイトで慣れている為、変更されると非常にフラストレーションが溜まるものです、ですので基本的なUIやURLの情報は以前の情報を必ず使うようにする事。 どんなに使いやすいソフトだって最初は絶対に戸惑うものです。
5 デザインのみのリニューアルはNG、コンテンツやシステムもリニューアルするのが鉄則
せっかくリニューアルしたが、サイト更新や運用面の課題を残すのはNGです。ディレクターは提案する際に必ずリニューアルの目的や効果について提案すると思いますが、運用面や更新しやすさだったりも同様に考慮し、新たな仕組みを構築し目的と効果に見合ったシステムを提案してみましょう。
リニューアル案件は慎重に、サイトによってはユーザーからクレームもある
リニューアルする内容にもよりますが、多かれ少なかれ大規模なリニューアルは大小に関わらずクレームはつきものです。それは過去使っていたサイトがガラリと変わり、今のターゲットユーザーに新しいサイトを覚えて頂く必要がある為です。これでユーザーが去っていく事だってあるしECサイト、有料サイト、ポータルサイトにはかなり致命的な要因になってしまうので、ディレクターのエゴやイチ企業の担当者が決めるのは非常にリスキーだと思います。 なので、サイトリニューアルの際には必ず現在の情報が的確に残りかつ現状のサイトよりも使い勝手をよくすrという意識をしっかりデザイナーに落とし込む必要がありますね。