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あなたもコントロールされている?本当は怖い効果のあるWebデザインテクニック

かれこれWebデザインをしていて20年以上経過しますが、効果があるWebデザインに関してあまり詳しく書いてあるものがなかったので、今回は教科書や学校ではあまり教えてない?Webデザインのダークなデザインをまとめていきたいと思います。
教科書通りにやってみた、学校で習った通りにやってみたけどいまいち効果が出ないような人には必見です。

そもそも効果があるデザインとはなんなのか?

Webで売上や効果を出すために必要なことはなんなのか?SEOか?コンバージョンか?様々な課題がありますが、初心者にありがちなのは綺麗にデザインしたのに全然効果が出ない?!なんでなの?離脱率も多いのはなぜ?と思いそれに対しての施策を行いますが、一向に解決されないと言うことはありませんでしょうか?

効果のあるデザインは計算し尽くされている

Webデザインで必要なのは綺麗な写真や使いやすいUIではありません。
むしろユーザーの逆手にとったデザインが効果があるのです。
これは経験で補うことしかできなくてAIに聞いてもおそらくわからないと思います。
これは人間ならではの思考だったり、その国の文化や考え方に起因する要素で、この問題を抱えている人の考えを予測してそれを形にする必要があるのです。

効果があるWebデザインの考え方

簡単に言うとターゲットをしっかり考えることです。
これは男女やセグメントを決めるのではなくて、どのような悩みを持っているかと言うターゲットです。
そしてその悩みにしっかりフォーカスして可能であれば実際にその悩みを持っている人にインタビューするのが一番です。
その悩みを実際に体験できるのが一番ですが、できないのであればインタビューしてどの悩みを解決する要素はなんなのかを徹底的に分析して弱みを握るのです。

言葉は悪いですが、悩んでいる人が検索してきてその悩みが解決できるWebサイトは問い合わせが上がると思いますか? 結論を書くことは簡単ですが効果があるのはお問合せと定義しているのであれば失敗でしょう。

失敗しないコンバージョン率のアップの仕方

よく離脱率が高いからコンバージョン率をアップしてくださいと言うアホコンサルトがいますが、そんなの見たらわからるけどその具体的な内容まで提案する人は少ないと思います。
問題なのは丁寧に綺麗にわかりやすく結論をまとめるのが良くないとうことです。
では、具体的にどのようにすればお問合せのコンバージョン率が上がるのかというと、例を作ってわかりやすく説明します。

ターゲット:
借金に悩んでいる人で債務整理をしたい人で毎日取り立てに悩んで眠れないくらい気が滅入っている人
サイト:
弁護士事務所

訴求文言で今の現実を解放してあげること示します
a. 「借金に悩んでいますか?債務整理で一歩前に進みましょう」
b. 「過払いや借金問題にプロの弁護士がサポート。無料相談受付中」
c. 「負担を軽減する債務整理の専門家。今すぐ相談しましょう」
d. 「借金の苦しみから解放される方法。無料相談で解決策をご提案」
お問合せのボタン配置も重要です
a. メインビジュアルや目立つ位置に「無料相談はこちら」というCTAボタンを配置します。ユーザーがサイトに訪れた際にすぐに行動に移せるようにしましょう。
b. ページのスクロール中にもCTAボタンを複数配置し、ユーザーが興味を持った段階で問い合わせを促進します。
c. フォームの下に「お電話での相談も受け付けています」というテキストを入れ、電話問い合わせへの促進も行います。
信頼性を高める要素
a. 実績や成功事例の数値を強調します。例えば、「10,000件以上の債務整理実績」といった具体的な数字が信頼感を高めます。
b. 弁護士のプロフィールを掲載し、専門性や経験をアピールします。
c. 顧客からのレビューや評価を掲載し、満足度の高い実績を示します。
無料相談やサービスの特典
a. フォームの上部に「無料相談実施中」と明示し、ユーザーに安心感を与えます。
b. 特別なキャンペーンや初回相談の無料提供などの特典を強調します。
フォームの最適化
a. 入力項目を最小限に抑え、ユーザーが簡単に問い合わせできるようにします。
b. 必須項目を明確に示し、送信ボタンがアクセスしやすい場所に配置します。

僕の提案であればまず上記のような改善策を提示します。さらに相手に寄り添った女性の写真で安心感を演出し、すぐに対応できる弁護士の説明などを記載します。
ポイントなのは相手が断れない要素を盛り込むことにより無意識に連絡させると言うのがポイントです。
これで相手の考えをコントロールして相手を誘導する可能性が高くなります。

その他ダークなテクニックをまとめておく

退会させないための方法

会員サイトを持っている人の悩みとしては退会者を減らすことです。しかし簡単に退会できるようにしているとこれはこれで問題ですので簡単にさせないようにアンケートや引き止めるような要素を散りばめておき退会者にあきらめるように仕向けるとことが良いです。
しかし、これは諸刃の剣で二度と会員登録はされないでしょうね。逆に簡単に退会できることを強みにしていつでも待っていると言うスタンスもありではある。
Yahoo光回線やFC2動画がいまだに退会が長い
参照先:Yahoo!プレミアムの解約手続き障害物走が長すぎる

メニューで特定のボタンをクリックしてもらうための方法

メニューのようなUIは基本的に全て同じデザインに統一されていてそれは使いやすさを考慮されて作られているのが当たり前ですが、A/Bテストをした結果フォントのカラーを特定の色に変化をし、他のボタンと別のデザインをするとクリック率は非常に高くなる結果となった。

電話させるための必要なテクニック

これはお問合せに近い方法ですが、電話しないと損するように仕向けます。例えば本日中にお電話いただくと割引や、その他特典をつけるか、親切丁寧にすることを確約するなど、電話する動機よりしないことが損するように仕向けると良いかと思います。

文章を読ませるテクニック

これはWebデザインだけじゃなくて全てのデザインに適応できます。もちろんプレゼン資料も該当します。
その方法とは結論を先にタイトル入れ込み具体性のある数字を使い、要点を短くし常に次の文章に誘導するように仕向けるのです。だらだら書いても意味がなく相手が知りたいことだけを書くことがポイントです。これはSEO効果もあり文章だけをとってもコンバージョン率が変化します。
ステップのような読みさすさとその中にお得な要素があることが良いです。

クリック率を上げるための要点(騙し)サムネイル

YouTubeのサムネイルやインスタのタイトルなど様々な用途でこのテクニックが使われてます。 これはクリックした後の内容を若干誇張するくらいのキャッチコピーと具体性のある数字を使います。 実際騙された!と思ってクレームをしてくる人は少ないはずです、もちろん明らかに違う場合はコメント欄は荒れると思いますが、実際はそこまで間違ってなければむしろクリックした後に有益な情報があったことに喜ばれることもあります。
みなさんもそんな経験はあると思います。

今すぐ!や限定で急がせて、徹底的な恐怖しか言わない

これは心理学でもよく用いられる損失回避性(プロスペクト理論)方法ですが、商品を訴求するのではなく買わないと損する恐怖を植え付けて商品を買わせるテクニックです。これはやりすぎ注意ですが、実際よく用いれらる手法での1つです。より訴求よりも買わないと損する恐怖を訴求するのが手っ取り早いのかも。

わざとお問合せフォームをわかりにくくする

これはインスタもそうですが、大手であればあるほど自由入力するお問合せフォームは少なくて、Q&Aの充実や中にはAIなどで受け応えるすチャットが用意されてます。この背景はフォーム入力するようなものだと1つずつ対応しなければならず人件費もかかり、効率が悪区同じお問合せが多いせいです。
フォームやお問い合わせは基本的にクレームが前提です、そもそもお問合せーフォームにお礼のメッセージなんて書く人はいませんし、問題があるからお問合せフォームにわざわざ入力するはずです。もちろん一般的なコンバージョンをあげるためのフォームであれば見やすくてフォーム入力が楽な上記の提案が良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。他にもたくさんの心理学を使ってまんまとあなたをコントロールするようなデザインやキャチコピーがありますが、今回は代表的なところを抽出してみました。
Webデザインは他のデザインと違ってすぐに離脱できるので結果がわかりやすいので、意味がないデザインはすぐにバレるでしょう。
今回はみたいに悩んでいる人がいない場合や恐怖訴求ができないようなサービス業はまた別の側面から訴求することが必要です、それはまた別途詳細にお教えます。
もっと勉強したい人は心理学のこの本読んでみてはいかかでしょうか。非常に勉強になりますし読みやすい本です。

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