Webデザイナーに良くある話だと思いますが、クライアントなどにデザインレビューをもらう時に「ここがなんか寂しい」とか言う人がいます。正直意味がわからないと思いました、寂しいって何なのって?逆に寂しいから何が悪いのか?と思いましたね。それともあなた寂しい人なの? なんか寂しいなぁって〜。はぁ?って思うよね普通。 しかし、相手は素人。プロが作ったものに関して違和感がありその部分に対して指摘しているという事はわかる、しかし何を意図しているのかまでは不明なんだ。そこで今回は寂しいと言われたらどのように対応してい良いのかという点と、相手がどのような趣旨で言いたいのかを僕の経験でまとめてみました。
1 本当は遠回しに全部やり直してほしい

もちろんデザインによるけど、遠回しに言う人も少なからずいたよね。何かやり直してほしいけど、理由が見つからないから何か寂しいねって言ってごまかす人。
2 内容を詰め込んでほしい

これが一番多いからもしれないね、その部分がもったいないからそこに何かバナーと検索フォーむとか突っ込んで欲しいとか言うディレクターとかいたな。だったら具体的に言えよな。
3 他の余白とバランスが違う

他との余白のバランスが違うからそこを調整して欲しいと言っている事も過去あったな。
4 機能や文言で訴求をしてほしい

これは2番目に似ているけど、その余白部分をどうにかして埋めて欲しい物理的な欲求だ。まぁWebと言うよりも紙のデザインで多いかも。
5 その空間に何かインパクトがほしい

これも少数派としてあったな、写真入れて欲しいとか、何かごちゃごちゃ言ってたな。
根本的な原因は何なのか?
ざっと書いたけど実際このような事は何で起こるかという根本的な原因は、内容をクライアントやディレクターがが渡してこない事がほとんどだからじゃないかな。いや、もちろんデザイナーとしての技量も当然あるが最近というか、ここ数年クライアントやディレクターから原稿なってもらった事なんて全くない。自分で原稿とコピーを考えて写真を吟味して配置している。むしろこれが定着しているような気もする。ちなみに脳的には余白がると人間は埋めたくなる傾向があるようです。なので、余白を感じると埋めたくなる衝動にかられるけど意図的に余白を作って高級感を演出するという事もあるから、そのあたり余白は何を意図しているのか説明すると良いよね。
まとめ
このように「寂しい」と一言で言っても色々な想いがあるようで、それを言葉にできないのが素人ですからまぁそれはしょうがないので相手が何を言いたいのかを引き出す材料として使ってみてはいかがだろうか。 最後にディレクターやクライアントから「寂しい」と言われたからと言って決してマイナスではなく、むしろ最適なアドバイスをしていると思い耳を傾けることも必要だ。 ただし、そのまま助言を受け入れるとどんどんめちゃくちゃな事になるから、そこは一線を引いてリデザインしてみては如何だろうか。