沢山の動画が生まれ、そして消えていった2014年
最近動画を使った販促プロモーションに一気に火がついて、ECサイト・プロモーションでは当たり前、リクルートなどでもよく使われイメージ戦略が今年は行われてきました。最近では安く高機能な一眼レフを扱う事により映画のようなプロモーション動画をつくる事が簡単になり、沢山のプロモーション動画が生まれ、そして消えていきました。
そもそも、動画はなぜユーザー受け入れられたのか
動画自体はそもそもスマホと親和性が高い為です、スマホは高速回線となり容量もあがり動画を見る事に関してストレスがかからなくなり、こぞってYoutubeを見るようになった。それは意識して映像を見たいいう欲求があり、それを実現した端末にある。
動画の前にあったプロモーション方法と言えばFlash
今ではあの Flash は見る影もないほど消えており、開発も止まりスマホではプレイヤーが入っていないアンドロイドがほとんど(iPhoneは最初からない)。この Flash 過去プロモーションには書かせないソフトだった、しかし Google 様のお達しにより、検索にひっかからない物はいらない!プン!という事で淘汰された訳だ。
よく考えてほしい、Flashのプロモーションは動きのある静止画だった
Flashの場合そのグラフィカルなモーションにあった、Flashのコンテンツを使いユーザーは商品の認知度やイメージを高め購買理由を考える事ができた。しかし、Flashの悪い点はユーザーが予測しなかったり、許可しない動きや音が急にでたり、UIがどうしても使いにくい点にあり、その結果離脱率が高く効果は薄かった。 このように Flash コンテンツはあくまでも静止画が動く動画だったがどうしても馴染めないUIと仕様にあった。
Webの動画は動画ではない、プロモーションに動画は動画である必要はない
では本題に戻る。この「動画は動画である必要はない」という意味は写真とキラーコピー、BGMや効果音を組み合わせて演出するという意味だ。では具体的にどのような事言うと、まずは下記の動画を見てほしい。
この動画自体はほとんど映像(実写)はない。しかも声もない、効果音とBGM、キラーコピー、写真を組み合わせている。その結果適切な言葉がユーザーに伝わりその商品価値を高める役割がある。無駄に映像(実写)を垂れ流し説明するよりも非常に効果的な手法といれる。これは過去Flashもキービジュアルに配置していたような意味もあるが、ユーザー自身でクリックしないだけという違いだ。
効果的な動画をつくる為には3つのポイントを抑える
1.映像にこだわらない(実写)
そもそもこってりとした映像にはなにも価値はないと思う。しかしそれは用途による、映像美を出したい商品であれば当然映像だけ流せばいい。しかしユーザーもあきる為、どこかでメリハリが必要となる。
2.BGMと効果音をタイミングよく合わせる
今回の EOS 7D Mark2 の動画をよく見てみると、EOS 7D Mark2 のシャター音とBGMが効果的に編集されている、このようなアイデアが非常に大切なのだ。これはWebサイトでも一緒で素材をどこかに挿入させるのがポイントとなる、これによりユーザーに印象に深い印象が残るのだ。
3.印象づけたい写真とコピーをモーションさせる
過去 Flash がそうであったように写真と文字であるコピーをモーションさせ、ユーザーの脳裏に深く刻む必要がある。悪い言い方をするとある種軽い洗脳に近い。映画、動画、映像はというのそうなのかもしれない。だから文字であるコピーは映像の中で非常に重要なポジションなのだ。