ジャパネットたかた社長は商品を売ってない

ジャパネットたかたこと髙田明社長率いるあの有名なテレビショッピング番組「ジャパネットたかた」。皆さんも既に知っているかと思うが、たかた社長の名物トークで商品を訴求する番組だ。そのたかた社長は商品のスペック自体を訴求している事はなく、商品がもたらす利益をテレビの前の人に提案している。
シッカリターゲットを絞って提案しているのがわかる

例えばデジタルカメラをご年配の方に買ってもらおうとすると、一体どのような提案が有効か考えた事があるだろうか。たかた社長は非常にうまい、こんな形で提案しているのを今でも覚えている。
「このデジタルカメラこーんなに大きく引き延ばせるんです!(多分A3くらい)こんな立派な写真が簡単に撮影できます!更にお孫さんの写真を撮影して、お孫さんが20歳になった時に大きな写真をプレゼントしたら絶対に喜びますよ!いまならA3のプリンターもついてこのお値段!」こんな感じだ、デジタルカメラのスペックにはまったく触れてない。 このようにターゲットを絞り、相手が何を欲しているかをズバリ当てるのが非常にうまい。これがたかた社長の真骨頂だ。
ターゲットを絞り、相手を理解し、提案をする

誰にだってわかっている事だけど、実はほとんどの人が理解してないのが現状だ。特に企画を考える時に意外に忘れている事や、デザイン制作をする上でもただカッコイイのみを追求するのは非常に危険です。まずは絶対的にターゲットを絞る事が非常に重要です、ターゲットを絞れば相手を理解する事ができ、研究する事ができるのです。だから刺さる提案が可能となるのだ。
改造銃で乱れ撃ちより、高性能スコープ長距離型で勝負すること
大筋の人が、広告やチラシを作る時に陥りやすいのが「沢山の人に訴求したい」という人がほとんどだ。そんな沢山の人に訴求して売上げが上がれば誰も苦労しない。広告やチラシをつくる時に重要なのは、ターゲットである、これを決めないでただ大衆に受けるものをつくっても改造銃で乱れ撃ちしているようなモノだ、しっかり高性能スコープで狙いを定めて確実にターゲットに当てる事が重要なのだ。しかし、担当者は沢山の人に来てほしいから大衆向けをつくりたがるが、実際は違う、大衆向けほど無駄なデザインはないのである。これはWebデザインも一緒だからシッカリ覚えておこうそうしよう。