久々の技術ネタですね。僕がこの世界で仕事をして早１６年目になろうとしていて、色々な会社を渡り歩き出した答えがあります、それは絶対にフリーランスにはならない事です。もちろんフリーになって稼いでいる人もいるけど、実際の所はどうでしょうか。稼げるけど休む時間もなく毎日が過ぎているのではないでしょうか。 クラウドワークスの仕事を見ても価格帯とデザインの範囲はそもそも合ってないようなものです。当然仕事の仕方やクオリティにおいても価格帯は違うけど一般的なクオリティまで引き上げるのには時間がかかる、当然その分の賃金も上がるわけです。しかし単価は上がらない、これが現実。当然時間が過ぎてストレスが増し、対価として支払われるお金は安い、そうなると負のループにはまる。そして体調を崩す。気づけば精神科を受診しているかもしれない。これが今の受託会社、フリーランスの現実です。（昔ほど酷くはないかもしれないけど）
Webサイトの単価がなぜ安いのか
会社にもよるけどWebデザインの費用って非常に安い事が多い、理由は仕事が取れない会社は安くするしかないからだ、これはしょうがない事だし会社には予算がある、その予算に合わなかったら当然仕事は頼めない、しかし受託制作は基本的に原価がほとんどない、つまり人件費だけだから最低限の予算確保さえすれば調整は出来る。実はこれが原因になっているのだ。この状態が横行しているので価値が下がってしまっていると思う。更に仕事をお願いする側つまり発注者の意識も「デザイン変えて売り上げが上がるわけではない」と思っているのだ、いやこれは正しい考えだしその通りだと思う。実際Webデザインで120%売り上げが上がるのであれば発注者は喜んで高い金を払う。だがしかしデザインとは相対的概念しかないのだ。つまり相対的価値しかないから金額が安いという事。
Webデザイナーは相対的価値を最大限に上げる必要がある
だがしかし、相対的価値をクライアントに認めさせるのもデザイナーの役割だと僕は思う。だからプレゼンテーションや心理学、その他ライティング技術もしかし、トータルで人を納得させる必要があるのだ。これが今のデザイナーに求めらえれている事だと僕は思っている。１２０％は無理でも８０％、９０％、９９％まで引き上げるのがデザイナーの役割じゃないだろうか。それがあって初めて設計（デザイン）と言えるのだ。
金額は下げるな、下がってやる仕事はクオリティは低くなる
だけど、実際の所絶対的価値がない以上強く言えないのも事実です。だからと言って金額を下げると更に悪循環となる。ただクライアントによっては予算があるのでしょうがない事もあるが、下がってまで仕事なんてするな！デザイナーは自分の価値を下げて仕事をすれば最終的に自分の首が締まるだけだ。それよりもなぜ高いのかしっかりクライアントに説明しよう！そして低い業者とやった時のリスクもしっかり伝えよう！
Webデザイナーは今後どうするのか？
以前も記事として書いたけど、Webデザイナーとして50代になって深夜まで働くのですか？今は若いからどうにかなると思っているかもしれないけど、本当にそれが現実化すると僕は思ってます。理由としては今の会社に定年までいるのですか？デザイナーはディレクターになっているから大丈夫？って本当に思ってます？私は子供を産んで片手間で仕事するからいいわって思ってる？甘いよそれ。よく考えて！そうなるとフリーランスになるという事、これは男性もそう。今の会社を辞めてフリーになると、上記の通り価格競争に巻き込まれてしまうのだ。 つまり本当に５０代になっても深夜まで働いている可能性があるって事だ。老後も働くのって嫌でしょ。年金はきっと出ないよ。。。
最低限の金額を提示するには、毎月の収益源を必ず確保する事
現在日本の受託会社は何社あるか知らないけど、受託だけでやっている会社も結構あると思う、つまり自社サービスや他とのサービスを提携し、毎月の金額が保障されてない状態の会社があると言うことだ。未だにこう言う会社があるからWebサイトの価値が下がる一方だと僕は思っている。まずはこの毎月の入ってくる固定額を上げる事が最大限やる事なのだ、これがあるからこそクライアントに強い見積もりが出せるというわけです。
まとめ
Webデザイナーを続けたいのであれば、自分で収益源を確保する事。ブログでもいいし、ECサイトでもいい、なんでもいいからIT技術を確保し働かなくてもお金が入る仕組みを考えてそれから初めて独立でもすればいいし、なんかやればいい。 フリーの人や独立する人でこれがわかってない人が多すぎる。 ちなみに僕は自分のメディアを今一生懸命作って少しつづ収益が上がってます。あとはたくさんの人脈を作って色々なサービスを自ら作り出す気持ちや知識が今後本当に大切になるんじゃないかなって思っています。これこそがWebデザイナーに必要なことなんじゃないだろうか。 クライアントにいつか言ってやろう！僕は最低５０万からじゃないと仕事しないって！（笑）
