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Microsoft Designer は実践的なのか?!その実力をプロの目線から見てチェックしてみた

今さながらマイクロソフトが出しているバナー作成AIサービスを使って本当に使えるのか調べてみました!

Microsoft Designer とは

Microsoft Designer アプリは2022年10月に発表した後、パブリックプレビューとして利用できるようになりました。 かれこれ半年が過ぎようとしてますが、現役デザイナーが今更ながら使い倒してみます。 Microsoft Designer の使い方としては基本的には考えている内容を翻訳して入力すればおkという感じ。ただこんな感じのプロンプトで入力ができます。

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また、Explore more prompts からどんなプロンプトで生成されているかチェックできます。 さらに画像生成を単体で行うこともできその生成した画像をバナーに使うことも可能です。 もちろん自前のバナーも使うことができるので、その辺りは非常に良いかと思います。

使ってみた結論から

1発じゃ無理。でも参考にはなる。といった感じでしょうか。。。 というのも英語圏でのバナーデザインと日本独自のバナーはデザインテイストや考え方が全く異なるし、そもそも英語しか対応していないので生成するとがじゃないと意味がありません。 英語圏だとある程度は良いのかもしれませんが、実際はプロのデザイナーに頼むのが良いですし、バナー制作には企業のレギュレーションがあり その都度確認や修正が必要ですが、今回のサービスはそれはできません。簡易的な編集のみが可能であってそれ以上のことは基本不可です。

んじゃこのサービスは何に使えんの?

個人的にはブログや動画、その他SNSで使つための簡易的なサムネイルだったりイメージ的なことじゃないでしょうか。 このAIサービスを使ってバナーを制作するというのはちょっと考えにくいし、素人がこのサービスを使ってバナーを作り実践的に集客できるとは到底思えません。 YouTubeのサムネイルも非常にこだわって作ってようやくクリックされるので、本当に予算がなくてでも、サムネイルはちょっとこだわりたい! プロっぽく見せたい!というニーズには応えれると思いますが、その結果自体は補償していないはずです。

プロのデザイナーの使いどころ

もしプロがこのサービスを使うとなると、どのように使うかという点ですが個人的にはバナーのレイアウトパタンやデザインパタンを確認できるという点じゃないでしょうか。 デザイナーは頭の中にある情報を表現したいので、そのレイアウトパタンだったり効果をしっかり意識して どのようなパタンがいいのかをチェックしますので、そのデザインパタンとしてAIから教わる部分があるのであれば参考程度にはなると思います。 しかし、そうであったならばバナーデザインを集めているサイトを見た方が手っ取り早いし、競合もチェックしますしあまり活用の道がないような気がします。

結局は経験がものをいうのがバナーデザイン

AIサービスがたくさんあり便利な世の中になりましたが、バナーをデザインするというのはそんな簡単なものではなく、 もっと深いところに意識があるような気がします。前提条件の情報を頭に入れて、たくさんのバナーの情報を頭に入れて 悩んで悩んでその結果出てくるのがアイデアでそのアイデアは無意識だったりもっと深いところから出てくる内容だと思います。 さらにいうともっと深いところから出てくるためには血の匂いがするような思いじゃないと出てこないのです、だからこそ見た人に感動や驚きがあるんじゃないでしょうか。 それを機械に頼り考えなくなるのはデザイナーとしては失格でしょう。

さいごに

AIサービスの普及により、結局のところできる材料がこんなに揃っているのでやりたかった人にとっては非常に嬉しいでしょうね! しかし、これだけ便利になっても便利だなーといって終わる人がほとんどじゃないでしょうか。 できるのにしない。 したいのにできない。 という二極化があり、結局のところ色々な理由をつけてAIを活用しない人はしないでしょう。 Canva の方が結局は優位性があるかな...

こちら英語ですが解説動画があります

サイトURL

https://designer.microsoft.com/

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