マクドナルドの本来あるべきターゲット層
マクドナルドの売上げがなぜ下がっているのかという事について沢山の記事を見かけます、売上げがイマイチなのは「外資系に力を入れる〜」「人件費について〜」など言われてますが、要するに迷走しているという事です。具体的には本来あるべきターゲット層に力を入れず欲が出てしまい、高級路線のターゲットに絞ったり、はたまた意味わからないちょっと金額を上げてみたいりと中途半端は改革をしてしまったツケ今になって返ってきているだけだと思う。
マクドナルドの売上げが低下した理由は大きくわけて３つ
１．店舗の清潔感が損なわれている
これは人件費に関係してるとは思いますが、店舗が広い場合１つ１つの席まで目が届かない為、席に食べ物が残っていたりポテトが落ちていたりしており、汚い印象がある。その為、過去ターゲット層だったユーザーが年齢を重ねて来店した際に汚い店内にいたくない。と思い、来店しない動機になったのかもしれません。
２．割高なメニュー構成
考えて下さい。マクドナルドはの大きな特徴は「美味しさ」「安さ」にあると思いませんか？幼い頃行った時に５００円前後でそれなりに美味しいセットが食べれたと思いますが、実際は割高すぎる価格設定となっております。今の金額ですとモスバーガーと同じくらいになりつつあるのです。これでは過去の顧客が逃げていくのもうなづけます。
３．ターゲットの大幅な拡大
もしかすると高価格のメニューはターゲット層を変更したと思いましたが、その反面に１００円マックというメニューもあります。恐らくターゲット層を拡大した可能性が高いと思いますが、大幅なターゲット層の拡大は自殺行為そのものなのです。ターゲット層を拡大すると、広く浅くなってしまい、ユーザーにとっては中途半端なサービスになってしまう為です、更にターゲット層を拡大すると全体的な利益が下がり、人件費も圧迫され負のループとなってしまいます。恐らく高級路線を取り入れようとしたのが原因でしょうね。
モスバーガーのターゲット層とは
モスバーガーのターゲティングは高級路線です。店内は清潔に保たれており、大声をあげる学生はいなく、静かに美味しいファストフードを楽しめる。バーガーは注文されて調理が始まり、野菜はシャキシャキ、ポテトはさくさくなジャガイモ、ケチャップだってこだわっている。だけど高いでも売れる。これがモスの一貫したマーケティングです。このような一環した事をブレずに行っている為、売上げが一定していると簡単に推測できます。これがマクドナルドでは迷走しておる為、ユーザーが離れて言ってしまった原因の１つです。
マクドナルドジャパンが目指す本当のターゲット層とはなんなのか
個人的にはマクドナルドは以下のターゲット層に絞る必要があると思います。 ・ファミリー層 ・学生層 ・低価格層 このターゲット層だけで十分です。このターゲット層自体を考えてメニュー構成を行うべきでしょう。なぜなら高級路線で勝負するのであれば、店舗のブランディングの変更、店内の清潔感の確保、その他仕入れ単価の見直しや人件費の変動があるからです。 このような莫大な経費がかかる事をするよりも、現在の主なターゲット層をより絞り改善する形が再大多数の最大利益に適う手法です。 ターゲット層を絞れば、そのターゲット層以外の人はこなくても良いのです。ターゲット層を絞る利点は沢山ありますが、１番はライバルの現象にあるのです、ターゲットを絞れば当然ライバルも絞られますので、競合が少ないターゲットを選定するのが基本です。 マクドナルドはまだまだ改善できる部分が沢山ありますので、お客様はもちろん、店舗のスタッフにアンケートを取ってみる事など非常に重要でしょうね。きっと見えない所が沢山見えてくると思います。是非とも頑張ってほしい所です。
