Webデザイナー

これは共感!Web開発・制作の顧客によくある人種2パターン徹底攻略

Web開発・制作の顧客パターンについて

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Web開発・制作には必ず顧客がいます。当たり前ですが、顧客というのは当然プロではありません(下請けの場合もありますが。)だから、顧客によっては相手を怒らせてしまう事や長引いてしまう事が多々あるのです。今回はそんな顧客に関してどのようなコミュニケーションが必要で、どのような事を相手が求めているかを僕が13年の経験を元に解説します。

顧客の人種は2パターンに分かれる

顧客の属性というか人種は2パターンに分かれます、この2パターンを制すれば大筋の開発・制作はうまくいくと思います。

1 「忙しいしよく解らんから、そっちですべてお任せします」人種

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概ねこの人種が全体の60%を占めているのではないでしょうか、予算が低い時によくある傾向で、素人な人種です。要するに普通の顧客です。

攻略方法

主にこのような顧客は「細かい所はどうてもいい」「売上げ、問い合わせ件数が上がればそれでいい」という人達です、ですので提案したデザインや仕様の内容が概ね反映されていれば特に文句も言いません。しかしここで気をつけて欲しいのは、このような顧客の場合はには面倒な事は絶対に確認させないで下さい結局仕様の話や細かなデザインの話をしてもよく解りませんし、顧客は「プロなんだからそっちでやって欲しい」と思ってます。ただ、当たり前ですがデザイン案はそれ相応なデザインクオリティを出すのが前提です。 解りやすく言うと、殺し屋がイチイチ殺す方法を顧客に確認しないのと一緒だと思って下さい。顧客は殺してほしいと言っているのだから。

2 「Webデザイナー症候群」人種

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この人種が結構面倒な人種かもしれない、この人種は1の「忙しいしよく解らんから、そっちですべてお任せします」人種からのバージョンアップした人種だと思って下さい。これが中々手強いしちょっぴり面倒になる事もある。すべてひっくり返す人もいたし。 このWebデザイナー症候群の人種は、デザイン案が上がってくるとやたらと突っ込みをしたい人種、主に「管理職」や「社長」に多いと思う。自分の会社だから自分のクリエイティブな発想を付け加えたいと思い込んでいるのです、いや、でも気持ちはわかります、お金払ってるわけだし、自分のアイディンティティーを取り入れて欲しいと思う気持ち。よくわかる。 しかし、相手は会社の社長だろうが、大統領だろうが(Webデザイナーではない場合)結局の所素人なのです。 素人はこのWebデザイナー症候群に陥りやすく、自分の趣味、思考が正しいと誤解しているのです、これは大変危険な事だと考えてます。このような考えを「ハイハイ」と聞くのは容易いのですが、出来上がったものを見ると目を背けたくなるようなデザインが出来上がります、ですので、デザイナーは設計者であり、色付けやレイアウトをするオペレータではないという事を今一度考えてほしい。

攻略方法

このようなWebデザイナー症候群に陥っている人種を納得させる為には必ずデザインパターンを2パターン用意する事(多ければ多い程いい)です。基本的に人間は比較する生き物ですので、選択させる事により満足感と安心感が増し、更に自分の考えを取り入れいる事による安堵感が押し上げるのです。 もう少し詳しく書くと、デザインパターンを2つ出す時に1つは捨て案を出すと良いです、かなりクオリティを低くつくるのがポイントです。更にお客さんの思考や好み、実現したい結果や内容、趣旨をヒアリングする事も忘れないで下さい。ヒアリングシートが必須です。

Web制作を円滑に進める為に必要なのは「心理学」と「顧客を好きになる事」

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僕が制作の仕事を初めてはや13年を向え、もう少しで15年の節目になります。過去Web以外にも3DCGのモデリングや映像の仕事、Flashを使ったマニュアルの製作をした経験がありますが、成功していた制作や開発事例はお客さんとコミュニケーションを取っていた事ですね。 このコミュニケーションとは毎日取ることではなく、確認すべき点を理解し、かつ談笑を加え、相手の得となる情報を渡す事です。ただ仕様の確認ではなく、相手を気遣い、相手の立場になり、相手が理解しやすい床をまで落としこむ事が必要です。相手を知るというのはWebデザインも一緒の事です。

また、お客さんと話をすると必ず相手が言いにくい事などがあります、そのような事をシッカリ確認し、その空気感をしっかり確認するのが大切です。この空気を読むというのは個人的には心理学が最も有効的な手段だと思っております 「営業マン・Webデザイナー必見!相手が納得する6つの心理効果とテクニック」をご覧頂、心理学を再度学ぶと非常に重要なスキルが身につきます。

最後に

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Webデザイナーはコミュニケーション取るのは苦手な人が多いと思います。しかし、コミュニケーションを取らないとWebデザインは出来ません、お客さんと話して相手のファンになり、相手を思いやる気持ちがあるから、良質なデザインが出来上がるのです。だから顧客は恋人と思ってればきっとうまくいくと思います。(まぁそんなシンプルな事じゃないかもしれないけど・・概論としてはこんな感じだよ。)

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